MARMO HUB

(マーモハブ)

日々の活動を記録して、シェアする。それだけのことをしようとしても、なかなか良いツールがなかったりしますよね。MARMO HUB(マーモハブ)はシンプルかつ子供から大人まで誰でも簡単に使えるツールです。

MARMO HUBを使えば、自分用の記事、関係者への記事の配信、内部コミュニティへの公開、外部公開と用途に応じて公開範囲を決めることができ、日頃の活動を適切な人に適切なタイミングで知ってもらうことができるようになります。

メッセージ機能も備えているのでメールでやりとりするほどでもないような内容を伝えたり、未読・既読もわかるので確実な伝達を行うことができます。

あなたの活動をMARMO HUBで広めていきましょう!

広告の表示について

このツールは無料で使って頂くためにGoogle広告を表示しています。継続的な開の発活動のためにご了承頂けますと幸いです。

ショートストーリー

~MARMO HUBを使って実現するあなたのやりたいこと、あなたの周りの人への影響~

*フィクションです

小さな一歩が変えたもの

MARMO HUBとの出会い

僕は小さなWeb制作会社で働く平凡なエンジニアだ。好奇心だけは人一倍あるのに、肝心のスキルや成果がなかなか伴わず、最近はもどかしい日々を過ごしていた。毎日同じようなコーディングと修正の繰り返し。頭の中では「何かを変えたい」と思っているのに、どう変えればいいのか分からず、行動に移せずにいた。まるで霧の中で出口を探している旅人のように、先の見えない状態だった。そんなある日の夕方、オフィスの自分のデスクで、僕はふと社内から届いていたメールを読み返していた。そこには「MARMO HUBの社内導入のお知らせ」という件名があったのを思い出したのだ。メールを開くと、MARMO HUBは日々の業務内容や気づきを記録し、同僚や関係者と共有できる新しいツールだと書かれていた。普段なら「また新しいツールか」と流し読みしてしまうところだが、そのときの僕の目には、不思議とその説明文が飛び込んできた。「日頃の活動を、適切な人に適切なタイミングで知ってもらうことができる」――そんな一文が、心に引っかかった。「適切な人に適切なタイミングで…?」僕は小さくつぶやいた。自分の普段の仕事ぶりは、自分以外ほとんど誰も知らない。もちろん定期ミーティングで進捗報告はするが、細かな工夫や苦労までは共有できていないし、誰かに届けることもなかった。「もしかして、僕が変わる手がかりはここにあるのかもしれない」。胸の奥で小さな期待が芽生えた。霧の中で微かに光る看板を見つけたような気持ちだった。半信半疑のまま、僕はMARMO HUBにログインしてみることにした。ブラウザでサイトを開き、会社から付与されたアカウント情報を入力する。新しい旅の始まりに足を踏み入れるような、そんなどきどきした気持ちだった。

最初の試行錯誤

初めてMARMO HUBにログインすると、シンプルで直感的な画面が目に入った。ダッシュボードには「記事を書く」「記事を読む」といったボタンがあり、社内コミュニティの最新投稿がいくつか並んでいる。まず僕は、どんな記事が投稿されているのか興味が湧いて、先輩社員たちの投稿をいくつか読んでみた。「お客様からの問い合わせ対応を効率化するスクリプトを作ってみた」と題された記事では、営業部の佐藤さんが自分で組んだ自動化ツールのことを書いていた。別の記事では、デザイナーの中村さんが新しいデザイン指針について社内向けにまとめている。正直、最初はみんなのレベルの高さに圧倒された。自分には発信できるような大それたノウハウなんてない……そう思い込んでいたからだ。それでも、何か小さなことでもいいから挑戦してみよう、と僕は自分を奮い立たせた。まずは自分用メモ程度の記事を一本書いてみることにしたのだ。題して、「開発環境を快適にするために試したこと」。内容は本当に些細な工夫だった。最近、自分のPCで動作が重かったテスト環境を少しでも軽くするために、不要なログを減らしたり設定を変更したりした経験を書き留めてみたのだ。誰かの役に立つか分からない。だけど、アウトプットする練習だと思って勇気を出して公開範囲を「社内の自分のチームのみ」に設定し、投稿ボタンをクリックした。投稿後、心臓がドキドキしているのに気づいた。指先が震えていたのは、初めて自分の言葉を社内に向けて発信した緊張からだろう。まるで学校の授業で初めて発言したときのような、恥ずかしさと期待が入り混じった不思議な感覚だった。「ちゃんとみんなに読まれるだろうか」「的外れなことを書いていないだろうか」。投稿した後も不安は消えなかった。しかし同時に、小さな一歩を踏み出せた自分への誇らしさがほんの少しだけ胸に灯った。翌日、MARMO HUBを恐る恐る開いてみた。自分の記事に何か反応があるか確認するためだ。画面を見ると、記事の末尾に小さな数字のバッジが付いていた。誰かが「いいね」を押してくれたのだ。しかもコメントも一件ついている。「参考になります!私も早速ログ設定を見直してみますね。」――コメントをくれたのは同じチームの後輩だった。その瞬間、ぱっと心に明かりが灯ったように感じた。自分の書いた拙い文章が、誰かの役に立ったかもしれない。そう思うと、嬉しさで胸が熱くなった。それからというもの、僕は仕事の合間や終業後に、小さなチャレンジを繰り返すようになった。例えば新しいフレームワークの勉強をしたら、その学んだことを簡単に整理して記事にまとめてみる。業務でハマったバグを解決したら、同じ罠にはまる人が出ないように顛末を報告する記事を書く。最初は戸惑いながらだった文章作成も、回数を重ねるごとに少しずつコツが掴めてきた。MARMO HUBのシンプルなインターフェースは、文章を書くことに慣れていない僕でも扱いやすく、まるでフラットな道をゆっくり歩いているかのように、自然と投稿まで進めることができた。もちろん試行錯誤の連続だった。時には書いた記事の内容に誤りが見つかり、別の部署の詳しい人から「ここはこうするともっと良くなりますよ」と優しく指摘をもらったこともある。だが、そんな時はすぐに記事を修正し、「ご指摘ありがとうございます!」と返信コメントを添えた。MARMO HUB上では、皆が知識を共有し合おうという温かな空気があった。失敗さえも次のチャレンジの糧にできる場所だと感じられた。

周囲の反応の変化

少しずつ記事の投稿を続けて数週間が過ぎた頃、社内の雰囲気が自分に対して変わってきたのを感じた。ある朝、オフィスに入るとすぐに営業の佐藤さんが声をかけてきた。「この前のログ設定の記事、読んだよ。おかげでうちのチームでもログ管理がうまくいき始めたよ。助かった、ありがとう!」と満面の笑みで言われた。意外な言葉に僕は一瞬きょとんとしてしまったが、すぐに嬉しさがこみ上げてきた。自分の書いたものが、直接会ったことのない他部署の役に立っていたなんて!心の中で小さくガッツポーズをしたのは言うまでもない。別の日には、開発チームの定例ミーティングでリーダーから「最近、社内のナレッジ共有が活発だね。特に山田君の投稿は新人にも分かりやすいと評判だよ」と紹介される場面もあった。急に名前を呼ばれた僕は顔が熱くなるのを感じた。同時に、胸の中にじんと暖かいものが広がった。昔は会議で発言することさえ億劫だった自分が、まさか良い意味で話題に上るなんて思ってもみなかったからだ。さらに驚いたことに、僕がMARMO HUBに書き溜めていた記事のいくつかは、社外にも公開設定にしていたため、取引先の目に留まることもあった。ある日、取引先の担当者からメールが届いた。「社内ブログの記事を拝見しました。御社でこんな工夫をされていたとは知りませんでした。弊社でもぜひ参考にさせていただきます。」――丁寧なお礼の言葉に、思わずデスクの椅子から立ち上がってしまった。まさか顧客が僕の記事を読むとは考えてもいなかったのだ。社内向けに書いた技術的な工夫が、他社との関係にまで良い影響を与えるなんて、まるで小さな波紋が大きく広がっていく湖面のようだと感じた。周囲の反応は確実に変化していた。社内で挨拶を交わすとき、以前よりも会話が弾むようになった。「最近いい記事書いてるね」「あの記事読んだよ、面白かった」と声をかけてもらえることで、人との繋がりが増えた気がする。静かにデスクに向かっているだけだった僕の周りに、暖かな風が吹き始めたようだった。

自分自身の変化に気づく

周囲の評価が変わっていく中で、僕自身の内面にも少しずつ変化が起きていることに気がついた。毎日がただ与えられたタスクをこなすだけだった頃とは違い、目の前の仕事に小さな目標を見つけられるようになっていたのだ。たとえば、新しい機能を実装するときには「これを記事にまとめるとしたらどう書くだろう?」と考えるようになった。そう思うことで自然と調査にも熱が入り、動作検証にも力が入る。アウトプットを意識することで、仕事の質自体も向上してきたように思う。また、自分の中で学ぶことの楽しさが再燃しているのも感じた。以前は業務が終われば疲れてそれ以上勉強する気力も無かったのに、今では「この内容は記事にできるかも」と思うと、家に帰ってからも資料を読んだりコードを書いたりするようになった。それは決して苦ではなく、むしろワクワクする時間だった。知識を自分の中に溜め込むだけでなく誰かに伝えることが、こんなにも自分自身の学びを深めることに繋がるとは思ってもみなかった。ある週末、僕はふと自分がこれまでMARMO HUBに投稿した記事の一覧を開いてみた。最初に投稿した記事の日付からまだ一ヶ月も経っていない。しかし、そこに並ぶタイトルの一つ一つが、自分にとっては大きな足跡に思えた。恐る恐る読み返してみる。拙かった表現、浅かった考察、緊張しながら書いたのが伝わってくる初投稿の記事。それに比べて直近の記事では、以前よりも落ち着いた口調で、自信を持って自分の意見を書けているのが分かる。我ながら別人が書いたのではないかと思うほどだった。そしてページビューや「いいね」の数も、少しずつではあるが増えてきている。「自分はちゃんと前に進んでいるんだな…」静かな部屋で、思わずつぶやいていた。霧の中で足踏みしていた旅人は、一歩ずつ歩みを進め、いつの間にか霧の外が見え始めている。そんなイメージが頭に浮かんだ。その翌週の月曜、出社してパソコンを立ち上げると、珍しく心の中に澄んだ緊張感があった。実はその日、僕は全社朝会で5分ほど時間をもらい、自分が取り組んだ業務改善について発表することになっていた。リーダーから「せっかくだからこの前書いてくれた記事の内容、みんなにも話してよ」と提案されたのだ。以前の僕なら「人前で話すなんてとんでもない」と断っていただろう。しかし今の僕は違った。記事にまとめて社内の反応も確認できていたことで自信がついていたし、何より自分の経験を共有することの価値を身をもって知った後だったので、「やってみます」と即答していた。

そして・・

朝会の時間になり、簡単な自己紹介の後、僕は自分の取り組んだ内容を話し始めた。開発効率を上げるために行った小さな工夫、それをチーム内に広めた経緯と効果――MARMO HUBに投稿した記事をベースにしながら、ポイントをスライドにまとめて説明した。驚いたことに、言葉がスラスラと出てくる。頭の中で何度も記事として整理した内容だからこそ、自分の中にしっかり根付いていたのだろう。顔を上げて会場を見る余裕もあった。うなずきながら聴いてくれている同僚の姿が目に入る。最後に「ありがとうございました」と一礼すると、会場からは大きな拍手が起こった。席に戻ると、隣の席の先輩が小声で「堂々としてて良かったよ」と声をかけてくれた。僕は照れくささで笑いながらも、「ありがとうございます」と頭を下げた。パソコンの画面には、先ほど話した内容を載せたMARMO HUBの記事が開いている。そこには自分でも信じられないくらい前向きな言葉が並んでいた。「この程度の改善でも、継続すれば大きな成果につながる」「大事なのはまずやってみること」――かつて自信のなかった僕が書いたとは思えない言葉だ。しかしそれは紛れもなく僕自身が積み重ねた実感から生まれた本音だった。その日の帰り際、部署の入口近くで新人の田中さんとすれ違った。彼は最近入社したばかりで、かつての僕のように少し萎縮している様子だった。田中さんは何か迷っているような表情でPC画面を見つめていたが、意を決したようにこちらを見て声をかけてきた。「◯◯さん…あの、少しお時間よろしいですか?」振り向くと、彼は緊張で声を震わせながら続けた。「その…MARMO HUBに記事を書いていらっしゃいますよね。僕も挑戦してみたいのですが、正直何を書けばいいのか分からなくて…。」真剣な眼差しに、胸が熱くなった。自分が歩んできた道に、今まさに一歩踏み出そうとしている人がいる。気が付けば僕は力強くうなずいていた。「最初は小さなことからで大丈夫ですよ」と僕は静かに答えた。「田中さんの中で、今日ちょっと工夫してみたこととか、学んだことはありませんか?どんな些細なことでもいいんです。それを書いてみましょう。」そう言ってから、自分が初めて書いた記事の話をした。大した内容ではなかったけれど、それでも誰かが喜んでくれたこと。それから、少しずつ世界が広がっていったこと。田中さんは驚いたように話を聞いていたが、次第に表情が明るくなっていった。「やってみます!」と晴れやかな声で答えてくれた彼に、僕は心からのエールを送った。オフィスを出て夜空を見上げると、澄んだ空気に星が瞬いていた。あの頃、霧の中で模索していた自分が、今では後に続く誰かに道を示そうとしている。胸に去来するものがあり、思わず目頭が熱くなった。振り返れば、僕の足跡が一本の道となって続いている。その道の先に、これからは田中さんの足跡も加わっていくのだろう。旅はまだ続く。僕はそっと拳を握りしめ、新たな決意を胸に家路についた。