ハイエンド3Dプリンター導入で、小水力発電用プロペラ製作が可能になった話

これまで小水力発電用のプロペラって、どうしても切削加工じゃないと強度が足りなくて難しかったんですよね。強度が必要な部品は3Dプリンターではハードルが高く、造形できても実用にはほど遠い状態でした。結果的に、試作や検証が手軽に行えず、小規模な水力発電への挑戦自体が遠ざかってしまっていたんです。

ところが今回、ハイエンドモデルの3Dプリンターを導入して高強度な素材で造形できるようになったことで、ついにプロペラの実用的な製作が現実になりました。これで切削加工という高コストで難易度の高い壁を突破でき、小水力発電という新たな可能性に一歩踏み込むことができます。

さらにプロペラ設計に欠かせない要素をしっかりシミュレーションできる環境づくりにも着手。設計の精度を高めて実際の環境にフィットしたプロペラを作るために、シミュレーションを土台にした仕組みを構築していきます。小水力発電を身近なものにするためのチャレンジが、ここから本格化していきます。

簡易水力発電シミュレーター

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